作詞 13M 松村 雅 作曲 14W 秋成 勝典(旧姓 羽鳥)
- 一番
赤城の雪は消えやらで 早や鐐乱は野に満てり
交わす美酒 春の日に 黄金の色とかがやきて
舞える友の上散りかかる 野部の宴の花の影
- 二番
残光おちて風かおり 参寮今や緑濃し
自由ヶ丘の森影に 匂う若瞳光り帯び
山の端遠く行く雲に 遙けき理想夢む哉
- 三番
桐のうら葉に夕日薄れ 秋風さびしく雁帰る
夕べに遠く夢遂いつ 辿る渡瀬 星冴えて
光かわらぬ瞬に 嘆きは去りし人が意地
- 四番
自由の森に月皓く 風は漂う身は一人
去りにし意気を想いては 昔に返さん術もなく
砕けし夢のはかなさに 涙は尽きず若き胸
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