HMA−9500mkU. 11台目 修理記録
平成15年1月17日到着   1月21日完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません

    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  •  電源スイッチが、オンになったまま動かなくなっている
    1983年4月頃に購入したものです
    その後約10年間にわたって使用してきましたが,結婚し子供ができたため,オーディオルームは子供部屋に変わっていき, それとともにオーディオを中断しておりました
    ところが昨年再びオーディオの熱が再燃し,システムを再構築すべくスピーカー(パイオニアS−955V)のウーハーを修理し、 さて鳴らそうとしたところ、急にこげるような匂いがして確か左チャンネルが音が切れ,そのまま音が出なくなってしまいました.
    メーカーに修理依頼しましたが,修理できず、ということで帰ってきました

B. 原因
  • フューズ入り抵抗の全部が半断線、電解コンデンサー劣化
    FET(電界効果トランジスター)のバラツキが大きく、調整範囲外

C. 修理状況
  • SP接続リレー交換
    初段FET(電界効果トランジスター)交換
    RLバイアス/バランスVR交換
    ドライブ基板半田補正
    電解コンデンサー交換
    電源SW修理
    SP接続端子交換
D. 使用部品
  • SP接続リレー交換            2個
    初段FET                  2個
    バイアス/バランス半固定VR     6個
    フューズ入り抵抗             30個
    電解コンデンサー             6個
    SP接続端子                4個
E. 調整・測定

F. 修理費   85,000円   オーバーホール修理。

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A−1.下から見る
A−2. 修理前 R側 終段FET(電界トランジスター) 本来のFETでは無い、しかも外観及び、ロットNOも異なる
A−3. 修理前 L側 終段FET(電界トランジスター) 本来のFETでは無い、しかも外観及び、ロットNOも異なる
C. 修理状況
C−1A. 修理前 Rドライブ基板
C−1B. 修理後 Rドライブ基板 初段FET、バランス/バイアス調整用半固定VR、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗も全部交換 全電解コンデンサー交換
C−1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C−1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏 全ての半田をやり修す
C−2A. 修理前 Lドライブ基板
C−2B. 修理後 Lドライブ基板 初段FET、バランス/バイアス調整用半固定VR、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗も全部交換 全電解コンデンサー交換
C−2C. 修理前 Lドライブ基板裏
C−2D. 修理(半田補正)後 Lドライブ基板裏 全ての半田をやり修す
C−3A. 修理後 R側 終段FET(電界トランジスター)取り付、シリコンを十分塗り取り付ける
C−3B. 修理後 L側 終段FET(電界トランジスター)取り付、シリコンを十分塗り取り付ける
C−4A. 修理前 電源基盤 熱と経年変化膨らんだ 電解コンデンサー
C−4B. 修理後 電源基盤 全電解コンデンサー交換
C−4C. 修理前 電源基盤裏
C−4D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏  全ての半田をやり修す
C−5. 電源SW修理中
C−6. 交換したSP出力端子
C−7. 修理(半田補正)後のRCA入力端子 DCカットのカップリング・コンデンサーにフイルムコンデンサー追加
C−8. 交換した部品
E. 調整・測定
E−1. 出力/歪み率測定・調整
E−2A. L側、31V=120W出力 0.1%歪み 1000HZ
E−2B. L側、31V=120W出力 0.1%歪み 400HZ
E−2C. R側、31V=120W出力 0.1%歪み 1000HZ
E−2D. R側、31V=120W出力 0.1%歪み 400HZ
E−3. 完成 下から見る
E−4. 24時間エージング
                       9500mk11s
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