Sony TA−N7. 4台目修理記録 |
同時修理品 TA−E7 TA−N7. 3台目 2019/12/14持込 完成 |
A. 修理前の状況
- 3台目ユーザーが終段V−FET交換の為、下記の質問の答えを信じて、オークションで91,910円 で購入。
- Q質問3 投稿者:h*l*z*** / 評価:85 1月 3日 9時 31分...詳しくはこちら
出品者 殿 質問させてください。
1、プロテクト解除の音は、繰り返したりしますか?(ON/OFFの繰り返し)
2、ジャンク販売の方は殆ど、通電可とだけ記載します。2〜3時間程度つの通電で、SIT(V-FET)の近傍は熱くなりますか?
3、音のでる可能性は?。SITは入手できませんので音が出なければ、部品取り、ゴミです。
- A 回答 1月 4日 13時 33分
社長が戻りましたのでご回答させていただきます。
あまりにも動作確認の依頼が多いので動作確認致しました。
両チャンネルとも音声出力しているそうです。
昨晩から電源オンのまま以上ありません。
熱はほんのり本体が暖かい程度です。
B. 原因
- L側終段V−FET(縦型電解トランジスター)3個焼損
カスケードTR(トランジスター)3個焼損。
- R側ドライブ基板ヒューズ入抵抗断線..おそらく電源ブレーカー落ちる。
S. Sony TA−N7 の仕様(マニアル・カタログより)
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A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 |
A27. 点検中 下蓋を取り、下から見る。 |
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A31. 点検 R側アンプ基板。 ヒューズ入り抵抗断線多数。 |
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A32. 点検 L側アンプ基板 ヒューズ入り抵抗断線多数、ドライブトランジスター2個焼損、他。 |
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A322. 点検 L側アンプ基板。 焼損部。 |
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A41. 点検 L側終段V−FET。 ×印は測定器で使用不可の判定、無印でも実動作点検で不可の可能性あり。 |
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S. Sony TA−N7 の仕様(マニアル・カタログより) |
型式 |
DCパワーアンプ TA−N7 |
実効出力 |
100W+100W(8Ω負荷,両チャンネル駆動時に高調波ひずみ率0.01%で
20Hz〜20kHzの帯域内で得られるRMS出力) |
出力帯域幅 |
5Hz〜35kHz(実効出力−3dB高調波ひずみ率0.01% IHF) |
高調波歪率 |
実効出力時=0.01%(20Hz〜20kHz),0.05%(5Hz〜50kHz)
10W出力時=0.008%(20Hz〜20kHz),0.02%(5Hz〜50kHz)
1W出力時=0.008%(20Hz〜20kHz),0.02%(5Hz〜50kHz) |
混変調歪率 |
実効出力時=0.01%
10W出力(等価正弦波出力)時=0.008%
1W出力(等価正弦波出力)時=0.008% |
周波数特性 |
Direct端子:DC〜100kHz +0 -1dB
C.Coupled端子:6Hz〜100kHz +0 1dB |
残留雑音 |
0.024mV(8Ω Aネットワーク) |
SN比 |
120dB(入力ショート Aネットワーク) |
ダンピングファクター |
100(1kHz、8Ω) |
入力端子 |
DIRECT 及び C.COUPLE(カットオフ周波数3Hz,遮断特性6dB/oct |
入力感度/入力インピーダンス |
1.3V(実効出力100Wを得るに要する入力電圧)/50kΩ |
電源 |
100V 50/60Hz |
消費電力 |
215W |
外形寸法 |
幅430×高さ170×奥行335mm(最大突出部寸法,端数切上げ) |
重量 |
21kg(本体のみ) |
使用半導体 |
FET22石(V-FET12石を含む)
トランジスタ62石
ダイオード34個 |
価格 |
16万円(1976年当時) |
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ta-n7_5 |
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