YAMAHA B−1. 10台目修理記録
平成25年11月28日到着  平成26年2月18日完成
寸評
  • ヤマハがOEMで作らせたFETが使用されております(写真C81〜C96)。
    これの代替えは大変です、2〜3個パラにしないと損失が足りませんし、物理的に大変です。
    放熱器に異常に熱くなる(熱センサーが働く)、「ポップ」ノイズ出る、電源OFF時やスピーカ接続時に“ボツ”と鳴る等は直ぐに点検しましょう。
    UC-1を使用時、SPのマイナスラインは切り替えていませんので、RLの短絡に注意する。
    プロテクト回路に、未熟な所が有り、「4台目B−1」の様に終段SIT(静電誘導型トランジスター)が死にました!
    問題は、終段SIT(静電誘導型トランジスター)ブロックに温度感知サーミスタが付いていますが、動作が100%では有りません。
    温度感知して作動(多分80度C)しても、終段SIT(静電誘導型トランジスター)に電気が遮断されない事が、希に起こります。
    改造方法は修理の中にヒント有り。
    長期間使用しない場合は、待機電力 節約の為、電源コードを抜いて下さい。
A. 修理前の状況
  • 最近、UC1の電源を入れて居ないのに、B1のプラグを コンセントに入れるとB1が起動してしまい、UC1の電源 スイッチを入れても切ってもB1が切れなくなりました。
    プラグを居れずに電源スイッチをカチャカチャしてから、 プラグを入れると、電源が全く入らなくなりました。
    リヤパネルのフューズは飛んでいないのですが、底蓋を 開けて中を見ると9本のフューズの内、中央側から3本目と5本目の1Aが飛んでいて、新しくしても又同じフューズが 飛んでしまいます。
    1) 電源スイッチが入らない。
    この状態の前は電源スイッチを切ってもリレーが切れない状態が暫くありました。
    そこでACコードの先のタップのスイッチを切って電源を切っていました。
    その以前は、鳴らしている最中にも自然にカチャカチャとリレーが作動する音がしましたが、電源が落ちることはありませんでした。
  • 改造・整備・調整要望 (追加内容です)
    1) 入力端子交換(AC入力は普段使用していないのでDC入力側を交換)。
    2) 入力のDC/AC切り替えスイッチの交換(時々接触不良あり)。
    3) スピーカー端子 1組分交換。
    4) AC電源コードの3P型(端子受け?)への交換。
    5) UC1(メータユニット)のメータ照明球(現在は切れている)を電球色のLEDに改造?
       またメータの針の振れる速さが以前より鈍くなった気がしますので見てください。
    6) 音が出ていた時も低音の切れが悪くブーミー気味でした。
       ひょっとすると高音も出にくくなっているかも知れません。
  • その他過去の修理情報。
    1) 数年前に左チャネルの電源コンデンサーの容量が抜けて電源電圧が出なくなり、
       左側のみ電源コンデンサーを入れ替えてもらいました→交換修理の様子
       以降何となく、左右のバランスが合っていないような気がしています。
    2) その時にバイアス調整?(バランス調整?)用の半固定VRなども交換して
       バイアス調整をしてもらいました。   (それまで非常に発熱してました)


B. 原因・現状
  • 当方到着時、プロテクトが外ずれない。
    前回の修理未熟と経年変化による劣化。


C. 修理状況

T. 突入電流抑制回路組込
  • このAMPの電源リレーは単に直投入です。
    よって、突入電流は非常に大きいです。
    電解コンデンサーを増量交換したので必要です。
    このAMPの電源リレーは単に直投入で、突入電流は非常に大きいです。
    電解コンデンサーを増量交換したので必要です。

UC. UC−1 修理 別ファイルが開きます。

D. 使用部品
  • オーディオ用電解コンデンサー       38個(ニチコン・ミューズ使用)。
    フイルム・コンデンサー           24個。
    半固定VR                  12 個。
    TR(トランジスター)             27個。
    FET(Field Effect Transistor)          2個。
    リレー                       1個。
    SP接続リレー                  5個。
    温度検知器(サーモスタット)         2個。
    3Pインレット                     1個 FURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
    SP接続端子                   5組10個。
    RCA端子                   2組4個。

L. 終段FET(Field Effect Transistor)電源ブロックコンデンサー製作。

E. 調整・測定

G. 修理費(改造費)  210,000円  「オーバーホール修理」

S. YAMAHA B−1 の仕様(マニアルより)

U. YAMAHA UC−1 の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中、 前から見る。
A12. 点検中、 前右から見る。
A14. 点検中、 後から見る。
A15. 点検中、 後左から見る。
A21. 点検中、 上から見る
A22. 点検中、 上蓋を取り上から見る。 電源ブロック電解コンデンサー交換品で左右で容量が異なる。
A23. 点検中、 L側のみ 電源ブロック電解コンデンサーが交換されている。 4800μ×2/100V
A31. 点検中、下前から見る。
A32. 点検中、下前左から見る。
A33. 点検中、下後から見る。
A34. 点検中、下後右から見る。
A41. 点検中、下から見る。
A42. 点検中、下蓋を取り、下から見る。
A43. 点検中。 L側のみ、電源ブロック電解コンデンサーが交換されている。
                 左側ビス1本で、アース銅板を片持ちしている。
A44. 点検中、 入力RCA端子裏配線が改造されている。
C. 修理状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 基板を外したシャーシ
C11. 修理前 R側ドライブ基板
C112. 修理中 R側ドライブ基板、形状からも互換TR(トランジスター)とは言えない!!
            左=純正のTR(トランジスター)2SA914。 PC=1.2W。
            右=交換されたTR(トランジスター)2SA1145。 PC=0.8W。
C113. 修理中 R側ドライブ基板、出力FET(Field Effect Transistor)とTR(トランジスター)の放熱シリコン点検。
C12. 修理後 R側ドライブ基板  半固定VR4個、電解コンデンサー3個、フィルムコンデンサー7個交換
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏。 前回の修理で洗浄したままなのか基板保護材が無い!
C14. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏。 全ての半田をやり修す。
C15. 完成R側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C21. 修理前 L側ドライブ基板
C212. 修理中 L側ドライブ基板、形状からも互換TR(トランジスター)とは言えない!!
              左=純正のTR(トランジスター)2SA914、 右=交換されたTR(トランジスター)2SA1145。
C213. 修理中 L側ドライブ基板、出力FET(Field Effect Transistor)とTR(トランジスター)の放熱シリコン点検。
C22. 修理後 L側ドライブ基板  半固定VR4個、電解コンデンサー3個、フィルムコンデンサー7個交換
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏。 前回の修理で洗浄したままなのか基板保護材が無い!
C24. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏。 全ての半田をやり修す。
C25. 完成L側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C31. 修理前 Filter基板
C32. 修理後 Filter基板 リレー、電解コンデンサー4個、フィルムコンデンサー6個 交換
C33. 修理前 Filter基板裏。 前回の修理で洗浄したままなのか基板保護材が無い!
C34. 修理(半田補正)後 Filter基板裏、フィルムコンデンサー4個追加。 全ての半田をやり修す。
C35. 完成Filter基板裏、洗浄後防湿材を塗る
C41. 修理前 電源1基板
C412. 修理前 電源1基板、TR(トランジスター)の放熱器。
C413. 修理後 電源1基板、TR(トランジスター)の放熱器、放熱器をしっかり接着する。
C414. 修理前 電源1基板、TR(トランジスター)の放熱器、反対側。
C415. 修理後 電源1基板、TR(トランジスター)の放熱器、反対側。放熱器をしっかり接着する。
C416. 修理中 電源1基板、
              電解コンデンサー固定用の接着材、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。
C417. 修理中 電源1基板、 電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いて、防湿材を塗る。
C42. 修理後 電源1基板  半固定VR1、電解コンデンサー8個 交換
C43. 修理前 電源1基板裏。 前回の修理で洗浄したままなのか基板保護材が無い!
C432. 修理中 電源1基板裏。
C44. 修理(半田補正)後 電源1基板裏。 全ての半田をやり修す。
C45. 完成電源1基板裏、洗浄後防湿材を塗る
C51. 修理前 電源2基板
C512. 修理前 電源2基板、TR(トランジスター)の放熱器。
C513. 修理後 電源2基板、TR(トランジスター)の放熱器、放熱器をしっかり接着する。
C514. 修理前 電源2基板、TR(トランジスター)の放熱器、反対側。
C515. 修理後 電源2基板、TR(トランジスター)の放熱器、反対側。 放熱器をしっかり接着する。
C516. 修理中 電源2基板、
               電解コンデンサー固定用の接着材、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。
C517. 修理中 電源2基板、 電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いて、防湿材を塗る。
C52. 修理後 電源2基板  TR(トランジスター)10個、半固定VR3、電解コンデンサー16個 交換
C53. 修理前 電源2基板裏
C532. 修理中 電源2基板裏 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。
C54. 修理(半田補正)後 電源2基板裏。 全ての半田をやり修す。
C55. 完成電源2基板裏、洗浄後防湿材を塗る
C61. 修理前 電源3基板
C612. 修理前 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器。
C613. 修理後 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器、放熱器をしっかり接着する。
C614. 修理前 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器、反対側。
C615. 修理後 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器、反対側。 放熱器をしっかり接着する。
C62. 修理後 電源3基板  フィルムコンデンサー8個交換
C64. 修理前 電源3基板裏
C642. 修理中 電源3基板裏 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。
C65. 修理(半田補正)後 電源3基板裏。 全ての半田をやり修す。
C66. 完成電源3基板裏、洗浄後防湿材を塗る
C71. 修理前 電源出力TR基板
C73. 修理後 電源出力TR基板
C74. 修理前 電源出力TR基板裏
C76. 完成電源出力TR基板裏
C77. 修理前 電源出力TR基板コネクター足
C78. 修理(清掃)後 電源出力TR基板コネクター足
C81. 修理前 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)
C82. 修理前 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)裏
C84. 修理後 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)裏、サーモスタット増設。
C85. 修理前 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)コネクター足
C84. 修理(清掃)後 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)コネクター足
C91. 修理前 L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)
C92. 修理前 L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)裏
C93. 修理後 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)裏、サーモスタット増設。
C94. 修理前 L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)コネクター足
C94. 修理(研磨)後 L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)コネクター足
CA1. 修理前 電源投入回路周り。
CA2. 修理後 電源投入回路周り。
        製作ブロック電解コンデンサーが良いので、電源ヒュズ(5A)が飛ぶ事があるので突入電流抑制回路組込
CA3. 修理前  電源投入SW基板
CA4. 修理後  電源投入SW基板 電解コンデンサー2個交換
CA5. 修理前 電源投入SW基板裏
CA6. 修理(半田補正)後 電源投入SW基板裏。 全ての半田をやり修す。
CA7. 完成電源投入SW基板裏、洗浄後防湿材を塗る
CB0. 後パネルを取り修理中
CB1. 修理前 RCA端子基板
CB12. 修理中 入力切換SW(Normal/Direct)、RumbleFilterSW(Normal/Direct)分解清掃
CB13. 修理中 入力切換SW(Normal/Direct)、RumbleFilterSW(Normal/Direct)分解清掃後
CB2. 修理後 RCA端子基板 電解コンデンサー2個交換
CB3. 修理前 RCA端子基板裏
CB4. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏、フイルムコンデンサー2個追加。 全ての半田をやり修す。
CB5. 完成RCA端子基板裏、洗浄後防湿材を塗る
CC1. 修理前 出力フイルター基板
CC3. 修理前 出力フイルター基板裏
CC4. 修理(半田補正)後 出力フイルター基板裏。 全ての半田をやり修す。
CC5. 完成出力フイルター基板裏、洗浄後防湿材を塗る
CD1. 修理前 SP接続端子
CD2. 修理(交換)後 SP接続端子に交換。
CD3. 修理前 RCA端子、アース端子。
CD4. 修理(交換後)後 RCA端子、アース端子。
CD5. 修理前 電源コード取り付け。
CD3. 修理後 3Pインレット取り付け。
                         使用する3PインレットはFURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
CE1. 修理前 SP接続リレー
CE2. 修理(交換)後 SP接続リレー、 リレー5個交換。
CJ. 交換部品
CJ2. 交換部品 ブロック電解コンデンサー。
           左=純正15,000μ×2/100V、右=交換した「6,800μ×2」×2/100V
           交換した電解コンデンサー2個は市販品です。−側の仕様品ではありません!
           −側は薄い外皮で100Vが絶縁されています! 危険きわまりない!!
           交換修理の様子
CJ3. 交換部品 ブロック電解コンデンサー。 アース銅板を片持ちした為、ネジ山が崩れている。
CK1. 交換部品。 純正品は「15,000μ」/100V、 交換したのは「10,000μ×2」/100V。
  • 電解コンデンサーのパラレル(並列)接続は、十分な配慮をしないと、2倍容量には成りにくいです(動的動作時)。
    電解コンデンサー電極配線は、ガラスエポキシ基板をエッチングして製作し、電極用ビス、ワッシャ、スプリングワッシャ、ナットは黄銅製+ニッケルメッキ使用、配線には銅板を使用したので悪く見ても純正の「15,000μ」以上には成るでしょう。各電解コンデンサーへの配線は同じ長さに、且つ+−対称が理想です。        
CK2. 交換部品 取り付けるブロック電解コンデンサー。
             電解コンデンサーの外皮に電位差が有る所は、2重に両面テープで固定する。
CG1. 修理前 上から見る
CG2. 修理後 上から見る
CG3. 修理前 下から見る
CG4. 修理後 下から見る
T1. 突入電流抑制回路組込。 製作ブロック電解コンデンサーが良いので、
                       電源ヒュズ(5A)が飛ぶ事があるので組込。 
E. 測定・調整。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.184%%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.185%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.178%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.179%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.053%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.057%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.025%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.025%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.044%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.043%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.075%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.075%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、R側SP出力電圧39V=190W出力 0.094%歪み。
               L側SP出力電圧39V=190W出力 0.095%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E28. 100kHz入力、R側SP出力電圧29V=105W出力 0.35%歪み。
                L側SP出力電圧29V=105W出力 0.35%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
              この当たりから、フイルターが効いてきます。
E3. フルパワー出力なので、 24V高速フアンが全回転でクーリング。
E5. 24時間エージング、左は 「YAMAHA B−1. 5台目
S. YAMAHA B−1 の仕様(マニアルより) 
型式 ステレオ・パワーアンプ B-1
回路方式 シングルプッシュプルOCL、SEPP回路
パワー段用電源 L・R独立のトランス及びケミコン(15,000μF×2)×両ch
ダイナミックパワー 360W(8Ω)、(1kHz,歪0.1%)
実効出力 150W+150W(8Ω/4Ω共)、(両ch,20〜20,000Hz,歪み0.1%)
160W+160W(8Ω/4Ω共)、(両ch,1kHz,歪み0.1%)
パワーバンド幅 5Hz〜50kHz(8Ω)、(IHF,歪み0.5%)
ダンピングファクター 80(8Ω)、(両ch,100W時,8Ω)
全高調波歪率 0.02%(1kHz),0.06%(20kHz)、(両ch,100W時,8Ω)
0.02%(1kHz),0.03%(20kHz)、(両ch,1W時,8Ω)
混変調歪率 0.04%、(70Hz:7kHz=4:1,100W,8Ω)
周波数特性 5Hz〜100kHz(+0,−1dB)、(1W,8Ω)
入力インピーダンス 100kΩ
入力感度 775mV
レベル可変幅 18dB(775mV〜6V)
残留雑音 0.3mV
SN比 100dB
ランブルフィルターfc 10Hz,−12dB/oct
入力端子 NORMAL-DIRECT(SW切換)
出力端子 1-2-3-4-5(UC−1使用時)
(B-1単体の場合は1のみ)
付属回路 オーバーロード・インジケーター
パワーFET(Field Effect Transistor)保護回路(自動復帰・純電子式過電流保護回路)
スピーカー保護回路(電圧検出リレー駆動方式)
サーマルインジケーター(温度上昇検出保護回路)
ランブルフィルタースイッチ
主な使用半導体 FET(Field Effect Transistor)=39個
TR(トランジスター)=113個、 LED=3個、 ツェナーダイオード=7個、 ダイオード=64個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 440W(電気用品取締法による表示)
寸法 460W×150H×390Dmm
重量 37kg
別売品 専用アダプター UC-1
価格 335,000円(1974年当時)
U. YAMAHA UC−1 の仕様(マニアルより)
ピークメーター部 −50dB〜+5dBまで表示するピークVUメーターとメータードライブ回路
スピーカー切換部 5組のスピーカー切換SWと左右独立レベルコントロールボリューム
その他 パワーインジケーター,オーバーロードインジケーター,サーマルインジケーター
B-1との接続 直接B-1前面に実装,または,別売専用コネクターコードにて接続使用
仕上げ ブラックアルマイト,梨地仕上げ
寸法 460W×150(+5)H×83(+50)Dmm
重量 5.5kg
別売品 専用コネクターコード
価格 5万円(1974年当時)
                        y-b1-a3j
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2020 Amp Repair Studio All right reserved.